出張した際、誰しも「職場にお土産を買った方がいいのでは?」と考えることがあります。アサヒグループホールディングスさんが行った調査第641回旅行や出張時にお土産を買いますか?によると、全体の約60%の出張者が必ずお土産を購入しているようです。
それは、会社での自身の立場や職場の雰囲気によって、考えてしまうのではないでしょうか?今回は「職場へのお土産選び」のコツをご紹介します。
一言でいうと、お土産を買う買わないの判断は「自分次第」です。
お土産を検討する際は「目的・範囲・量・金額・時間・環境」など、様々な要素から判断をしましょう。
そもそも、出張は業務命令のため遠方へ出向くことを指します。そのため、目的地、利用空港、利用ホテルは、会社から制限があります。また、出張先では目的業務を果たすためにタイトなスケジュールが組まれているので、観光エリアに足を運んだり、空港でゆっくり選ぶことはできません。
職場環境によっては、「お土産を渡す文化がない」こともあります。また、出張が多い職場では「互いの負担を考慮して渡さない」という社内ルールもあります。そのような文化がある中で、自身がお土産を買ってきてしまうと、次に出張へ行く人がプレッシャーを感じてしまう可能性もあります。
出張中は、日頃自身が担当する業務を同僚などに代わってもらわないといけない場合があります。また、自身が不在にすることで、1日にすべき仕事量が周りに分配されることもあります。助けてもらったことへの感謝や日頃の感謝を込めて、お土産を渡しましょう。
お土産を渡すことで、そこから会話が生まれます。信頼関係は会話によって互いを知り、理解することで深まっていきます。特にチームでプロジェクトをしている仕事の場合は、仲間とのコミュニケーションが必要不可欠です。お土産をきっかけに更なる信頼関係を築くことができるかもしれません。
お土産を購入する際に気をつけるべき点があります。選ぶコツは「個包装」「数量が多い」「一口サイズ」「安い」「賞味期限」です。これらに注意して、お土産を選びましょう。
職場へのお土産はポケットマネー(自腹)で、出張経費には含まれません。「どの範囲にお土産を渡すか?」を考えましょう。一般的には課内、人数規模によっては部内までが好ましいです。また、お土産は高価なものは避け、安いものを選びましょう。自身の負担を減らし、貰い手も受け取りやすいです。また、次に出張へ行く人が「お土産を買って来なくてはいけない」というプレッシャーを感じません。
「個包装」「一口サイズ」「賞味期限が長いもの」を選びましょう。
お土産は個包装されたお菓子が喜ばれ、また、配りやすいです。チョコレートやクッキーなどは「箱の中で個包装されているものか?」を確認しましょう。しかし、海外はエコの観点から個包装をしていない場合があります。その場合、箱の中で容器が小分けされているものを選びましょう。大袋や小分けされていない箱に入っているお菓子は、他の人が食べるお菓子に自分の手が触れてしまい、衛生的に気にする人もいます。その貰いづらさから余ってしまうこともあるため、できるだけ避けましょう。
甘い系、しょっぱい系どちらも一口サイズのお菓子が人気です。一般的に喜ばれるお土産は、チョコレート、クッキー、おせんべいです。これらは、どこへ行っても多くの種類を取り扱っているので、選びやすいお土産です。ただし、チョコレートは持ち運びの際に溶けてしまう可能性があるため、夏場は気を付けましょう。
例えば、沖縄であれば「ちんすこう」や「紅イモタルト」などのように、その地域の定番のお土産は喜ばれます。お土産選びに悩んでしまう方はその地域の定番のお土産を購入しましょう。
出張は時間が限られています。お土産を買う際は、事前に「いつ」「どこで」買うか決めておきましょう。
海外出張において、空港でお土産を買う場合、手荷物検査後の「免税店(DUTY FREE)」が、おすすめです。免税店では、ブランド品はもちろん、人気のお土産も購入することができます。搭乗直前に購入することができるため、出張中、手荷物を最小限にして移動したい方に向いています。ただし、利用する空港によっては、取り扱い店舗が少ない場合があります。事前に、利用空港の公式サイトを確認し、「どのくらい店舗があるか?」「どんなお土産が買えるか?」を確認しましょう。
新幹線の主要駅では多くのお店があり、お土産選びに困りません。しかし、レジが混雑していることが多いです。新幹線の駅でお土産を買う時は、時間に余裕をもって行動しましょう。
現地のお店で買う場合、その地域でしか買えないお土産を選ぶことができます。また、「その場でしか買えないお土産」を渡すと、貰い手はとても喜びます。地域限定のお土産を買う際は、事前に何(チョコレート、クッキー、など)を買うかを決めておくと、お土産選びがスムーズです。そうすると、あちらこちらへと店を周らず、限られた時間の中で購入することができます。
出張はビジネスがメインです。お土産の中身より、業務の成果が求められます。職場の雰囲気を考慮して買うことももちろん大切ですが、第一はご自身を大切にしましょう。大きなプロジェクトであったり、出張先への資料作成準備が多い時は、そちらに集中しましょう。特に、遠方の出張であればあるほど、心身の健康が大切です。
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